『キャンピングカーのベース車と云えば』という問いに、誰もがベスト3に上げるほどの『トヨタ ハイエース スーパーロング』ですが、キャンピングカー広島には定版型モデルがこれとして存在しません。
しかし、創業38年になるノウハウに、近年の知識も合せて、ご要望と夢を語りかけて戴くことで、あなたのための『ワンオフ車』を架装ご提供できるのが、キャンピングカー広島です。
キャンピングカーの各タイプを、ライフスタイルと共に何台も載り繋いで今日に至るオーナー様、これまでの経験から、「多目的に変化させる事の出来るキャンピングカーを!」と云った感じで、このスタイルとレイアウトが確定。
これからご家族みなさんで楽しんで戴く予定で~す。
"ベージュメタリック” のスマートボディ
ホワイトパール辺りがオーソドックスな『ハイエース』ですが、このベージュメタリックと云うボディ色は、目新しくフレッシュ感でいっぱいです。
ハイルーフの上には、ルーフベンチレーター(MAXファン)と 154Wソーラーパネルが装備されていますが、ソーラーパネルは超薄型なので、存在感はゼロです。
ワンルーム型キャンパー
フロント側にダイニングスペースを設け、後部にベッドスペースと収納スペースを上下に分けてセッティングしています。
冷蔵庫も40㍑オープントップ型にする事で、ベッドスペースとして利用中にも庫内から冷えた飲み物を取り出すことができます。
内装色は多くの色を入れず、シンプルな大人チックの配色で仕上がっています。
ギャレー1
ギャレーのすぐ前はスライドドア、と云うレイアウトですが、車室内を広く有効に利用できるベストポジションと云ったところです。
ギャレー2
コンロ台は、折り畳み式で、コンロを使う時には跳ね上げ、使わない時には、ギャレーとシューズBOX間を補助テーブルで埋めてしまう事ができる様になっています。
シンクトップにフタをしてしまえば、大きなサイドカウンターになり、スイングシートをベッド状態にしても、このスペースはこのままの状態で利用できる、超便利スペースになっています。
横向き3名掛けワンタッチスイングシート1
キャンピングカー広島のオリジナルキャンピングカー『ポップ・コン eE Dark-Package』に標準採用のシートをここに設定しました。
このスイングシートは、座面マットの奥は先端より50mm低く
背もたれマットは適度な角度で固定された、安定着座の出来るオリジナルシートになっています。
3名掛けシートには、2点式シートベルトが必須になります。
横向き3名掛けワンタッチスイングシート2
このシートは、簡単にワンタッチでベッドメイキング出来るだけでなく、座マットの先端どの部分を持ち上げても、ふたが開く様に簡単に持ち上がり、内部を収納庫として利用できます。
また、座マット裏に取り付けられたベルトを利用すれば、写真の様にマットを保定でき、両手で荷物の出し入れができます。
見慣れたハイエース スーパーロングですが、ベージュメタリックが新鮮です。
このクラス以上のキャンピングカーには、ほぼ標準装備的に装備されるバックカメラですが、この車両には広範囲をモニターで確認できる様バックドア上部取り付けてあります。
さらに室内側では、ドライブレコーダーが後方も監視しています。
たまたま、お客様へ作業の進み具合とか、状況を報告するための画像がありましたので、少し紹介させて戴きます。
ご依頼を頂けると、それで終わりではなく、途中での疑問・難問にも出くわす事もしばしばあり、その都度、連絡を取り合う事で、妥協や変更といった番狂わせが発生する事があるのも、ワンオフ車架装の面白い所でもありますが、悩ましい所でもあるのです。
その事にご了解を得ながら、ともにお勉強しつつ前向きにコミュニケーションと作業を進めて行くようになります。(^^;)
サイドオーバーヘッド収納庫
右側天井部に、リヤクーラー設置部から後方に掛けて、5ドアの収納庫を設けました。
40㍑冷蔵庫の通路側に、AC100Vコンセント、すぐ横にはインバーター遠隔スイッチ、上にはDC12Vソケット、USBDC5Vコンセント、サブバッテリー(デジタル)電圧計、そしてガソリンFFヒーターのダイヤルスイッチがセットされています。
サブバッテリー収納部のすぐ前に、ヒューズホルダーや各リレーのほか、サブバッテリーチャージャーやソーラーのコントローラーなどの電装機器を設置し、点検は一目で確認できる様に配列しています。
ベッドマットベース(右側)後部に、サブバッテリー収納部を設けました。
使用スタイルがどの様に変化して行くか不明なので、ツインサブバッテリーの可能性も考慮して、初期段階から取付枠スペースまで確保しています。(^^;)
まだ作業中の風景1
ですが、流し台の下に清水タンク・排水タンク各16㍑を設けていて、スライドドア側からでもタンクの出し入れが簡単に出来る様、ドアを取り付けてあります。
まだ作業中の風景2
ベッド用ベースの左側は、前後に長い収納庫になっています。
← 収納庫上カウンターのその前側に左の写真の様に、40㍑冷蔵庫とその前がSUS製シンクトップと云う様に、並びよくセットされて、座ったままでも簡単に手の届く範囲で作業が片付く位置となっています。
まだ作業中の風景3
標準車のリヤヒーターの設置と吹出し口の加工や、ガソリンFFヒーターの設置とダクト配管の作業中